宿日直手当の意味や支給額(相場)、支給条件とは
「宿日直手当」
手当の中には、このような名前の手当もあります。
では、その意味や支給額、支給される条件を確認しましょう。
宿日直手当の意味
宿日直勤務を行った職員に支給されるお金。
宿日直勤務とは、一定の場所に拘束され、緊急電話、外来者の対応や
盗難の予防などの仕事を、夜間(宿直)や昼間(日直)に行うことです。
ほとんど労働する必要のない勤務を指します。
その宿日直勤務を行った職員に支給されるのが、宿日直手当です。
宿日直手当の支給額(相場)
※公務員の支給額
宿日直手当の最低額は、1人1日平均金額の1/3を下回らないようにしなくてはいけません。
正社員やパートの人も行う勤務なので、支給される額は貰っている給与や労働日数などで変化します。
例えば、月30万で労働日数が20日の場合は「5,000円」が最低額となります。
宿日直勤務については、「8時間以上労働させてはいけない」や
「週1回の休日を与えなくてはいけない」などの労働基準の規定が適応されません。
なので、所轄の労働基準監督署長に届け出をしなくても、
宿日直勤務をさせることができて、割増賃金を支払う必要がありません。
しかし、労働基準監督署長の許可を受けなければ、割増賃金の支払いが必要なるので注意しましょう。
また、宿日直手当は「4,000円」まで所得税がかかりません。
(食事が支給される場合は、その食事代は除く)
宿日直手当の支給条件
宿日直勤務を行った職員が対象。
正社員やパートタイムの人も行えるので、宿日直勤務を行った職員であれば支給対象となります。
また、宿直回数は週1回、日直勤務は月1回が限度となっています。
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以上、宿日直手当の意味や支給額(相場)、支給条件でした。